それにしても

彼が旅立った日にある場所で会議をしていたのだけど、風がずうっと吹き続けて扉がまるでノックするような音を終始立てていた。普段その手の冗談はあまり言わない自分が「誰かそこに居て会議に混ざりたがってるんだよ」となぜか言ったのも今考えると不思議な気がする。
次の日も蕎麦が喰いたくて仕方が無かったのに、なぜか彼の働いている店に行きカレーを喰っていた。おそらく本人かそれ以外の誰かが知らせに来てくれたのだろう。感の弱い友人でスマンな。俺に知らせてくれたのは近所のおばちゃんたちの情報網でした、恐るべしオカンネッツ。