友人の訃報を聞く

一緒に机を並べて漆の勉強をした仲間でした。
病気がちで訓練所も途中で去ることになってしまったのですが、
その後も熱心に蒔絵師に師事して作品を出展していました。
卒業後も漆芸の分野で活動しているのが彼女のみとなったのも
なんだか奇妙な感じがして、それでいて嬉しかったのです。
いまもあのころと同じようにいろんな意味で熱心に
机に向かっていると思っていただけに非常に残念です。