朝の連ドラ「ちりとてちん」が底抜けに面白い件。

これは数年ぶりにヒットかもと思える出来栄え。会話のテンポが非常によく見ていて飽きない。
忙しいので土曜日にBSでやる1週間分の再放送を録画してみてます。

余談ですが、主人公の実家が塗箸屋なのでその辺の設定や道具が妙に凝っていて個人的にツボ。
先週は草々さん*1がとーちゃんの塗部屋で(落語を)一席やるシーンがあったが
扇子が桧のへらで拍子木(?)が砥石だったのが非常にリアルですな。

購入した乾燥機が壊れた云々のエピソードも、結構中古でちゃんと動かないのをつかまされるケースが良く有るんです。
大抵漆の材料屋さんが商っているので、ちゃんと動かなければ取り替えてくれます。月賦も融通利きますしw

乾燥機は正確には「回転式乾燥ふろ」とかいいまして。
(可変で)一定の時間間隔で中身を回転させるのが非常に便利な装置なんです。
漆は有る程度乾くのに数日かかるため、塗膜の厚さにムラが出来たり
顔料が沈んで色がくすんでしまいます。
回転風呂が無いと最初は5分おき、半日以降は20分おきに
塗り物を手返しせねばならず大変な重労働になるのです。

*1:アフロの落語家